【幸せをつくる無敵の言葉学】
現役国語教師&ラジオパーソナリティ
松本エリハです。
「相応しい」について考える
【ふさわしい】
あるものと何かが、バランスよくつり合っていて
調和が取れている
しっくりきている
そんな状態です。
漢字を使うと
『相応しい』
こんな書き方になります。
『相応(そうおう)』
という言葉の漢字を使った、当て字的な書き表し方ですが
意味はぴったりですね。
そして
『相応』の【相】と同じく
そう
と読む漢字に
層
っていうものがあるな、
と文字を見て連想しました。
世の中は、【層】になっている
類は友を呼ぶ
を引き合いに出すまでもなく、
価値観や考え方、
感性や趣味に関して
似たような人が周りに集まる
あるいは
似たような集団に心惹かれて居心地よく感じる。
ただ、人は変化しますから
その時に応じて身を置く【層】は
自分の変化とともに変わっていきます。
大人が心の芯に正直に、
軽やかに幸せに生きていくときに
この、
・【層】があるということ
・【層】は常に変化すること
・【層】の変化スピードは、人によりまったく異なること
この3つを知って、そのつもりをしておくことは大切です。
・ずっと身を置いていたグループで、居心地が悪くなる
・今まで会ったことのないような人に出会う
これらは【層】が変化/成長していることのお知らせ、サインですね。
着るものや音楽、食べ物の趣味が変わる
という現れ方をすることもあります。
誰かから受け止めた言葉に感じる、小さな違和感
今までは疑問を感じなかったことが、急に気になり出す
そんな事が起こったときは、
自分が身を置く【層】が変わりつつあるよ
ということを教えてくれてるんですよね。
つい、戦ったり説得したり
何とかしようとしてしまいがちですが、
自分に相応しい【層】の変化を静かに受け入れて、
すっ
と、しかるべき層に移動する。
これも、大人の成長の
楽しみじゃないかなと思います。
【幸せをつくる無敵の言葉学】松本エリハ
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