マイナスを吐く(ネガティブなことを言う)って、
怖くないですか?
だって、
マイナスを吐くのは
いけないことだから。
言葉には言霊があって、
ネガティブなことを言うとネガティブを引き寄せるから。
いつも前向きな明るい言葉を使えば
人生が開けるのだから。
ね。
前向きで、明るくて
ポジティブな言葉を使った方が、
いいんですよね?
でもね。
近ごろ、強く感じるのです。
それってもしかしたら、
もう、
そんな風には思ってないんじゃない?
どこかで誰かが言ったり書いたりしたのを
読んだり聞いたりして、
「あ~、ほんとだなあ~」
なんて思って。
そのうち、いろんな人がおんなじようなことを言いだして
他のみんなも
「ね~、ほんとだよね~」
なんて言いあって。
マイナス吐いちゃいけない
ネガティブ言っちゃいけない
元気でいなきゃいけない
明るくしなきゃいけない
いけないいけないいけない・・・
こんなに「いけないいけない」って連発してるそれ、
今でもほんとに、
ほんとにほんとに、
そう思う?
そりゃいろんな時期がありますからね。
かつて「そうだなあ~」と思ったこと、
何なら感動すらしたことの
悪口を言いたいわけじゃないんですよ。
でもね。
時間は流れて、
いろいろ変わって、
もしかしたら自分も変化とか成長とかしてるのに
前提とか常識とか信じるものとか、
そういう、心の中でうずまく言葉が
呪文のようにいつまでも変わらないって、
それはそれで不自然だと思うんです。
変わるのがいいとか、変わらないのがいいとか、そういうことでもなくて。
ただ、
ずっと信じてたその考え方、
今、もしも、もうしっくりこないなら
やめちゃってもいいんじゃない?
というか、やめ時とか、取り替え時期って、あると思う。
子どもの靴のサイズが合わなくなってるのに
いつまでも小さい靴はかせてたら、子ども泣くよね。
大きくなりつつある自分の心が、
サイズ違いの靴を履いたままで
痛くて泣いてる。かもしれない。
「じゃあその考えやめて、
この先どうしたらいいんだろう?」
どうもしなくて、いいと思う。
そもそもこんな風に四六時中、いつもいつも言葉のことばっかり考えてるのって
だいぶ珍獣っていうか、変わった生き物だと思うから、
別に誰でも全員が言葉のことなんて
考える必要ないと思う。
そんなのはどうでもいいから、
いやだな
うれしいな
たのしいな
やすみたいな
いっしょにいたいな
そういう、自分の感じたことをちゃんと聞いて、それを、
そだねー
って、受け止めること。
あとは、ゆっくり休んで機嫌よくしとくこと。
「言葉をどうしよう」
なんて、別にそのあとでもかまわないし、
なんにも気にしなくてもいいんじゃないかしら。
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