【幸せをつくる無敵の言葉学】
現役国語教師&ラジオパーソナリティ・松本エリハです。
目で読む言葉と、声に出す言葉
大人になると、
文章を声に出して読む
という場面が少なくなります。
小学生にはあんなに「音読」の宿題が出るのに、
どうでしょう、中学生にもなるとパッタリと
声に出して読む
という場面が減ります。
というかほぼ、なくなります。
そして大人になり・・・
人前で話す
挨拶をする
スピーチをする
といった場面にでくわして、さあ大変。
苦手だよ
慣れてないよ
できないよ
と、四苦八苦しながら作るのがこれです
↓ ↓
台本。
緊張しながら、
声が震えそうになりながら
一生懸命台本を読んでいる大人の姿。
けなげです。
さて。ここからは、少し欲張りな人が読んでください。
そうして一生懸命に台本を読む言葉は、
聞く人にどんなふうに届いているのでしょうか?
世の中に不思議なことはない、と言います。
この場合も例外ではありません。
台本を読んでいる人の言葉は、
「台本を読んでいる」
と伝わります(そのままです)。
つまり。
・心からのお祝い
・伝えたい思い
・訴えたい情熱
は、
一番には伝わらないのです。
だって、
聞く人に一番はじめに伝わっているのは
「一生懸命台本を読んでいる姿」
だから。
そんなこと言ったって
どうすればいいの?
長いスピーチを全部覚えるの?
そんなのむりーーー!
![](https://kotoba.fun/wp-content/uploads/2019/10/shock-2757395_960_720-300x199.jpg)
おーのー。
ですよねー。
私もそう思います。
台本を読むから、
「台本を読む姿」が一番に伝わる。
だったら、
台本を読まなければいいわけです。
(少し長くなりそうです。次回に続きます・・・)
今日もまた、言葉とともに。
【幸せをつくる無敵の言葉学】松本エリハ
☆2019年12月までの限定開催☆
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次回は10月26日(土)10時~12時 です!
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