【幸せをつくる無敵の言葉学】
現役国語教師&ラジオパーソナリティ・松本エリハです。
※少し長い文章です。
ちょっとだけ集中して読んでいただいたくことをお勧めします※
言葉ってほんとうに便利で素晴らしいです。
・自分の感じたことを誰かと分かち合う
・未来をイメージする
・目には見えない「気持ち」「感情」「感覚」を分類/認識する
先日も書きましたが(「言葉使いは魔法使い?」)、
突き詰めれば出来事や経験まで「創る(創造する)」ことができるって、
やっぱり言葉って、どう考えてもほぼ魔法です。
そうなると興味がわくのは、その使い方。
言葉の活用方法です。
私たちの言葉は魔法ですから、
・世の中的な良し悪し
・好き嫌い
・損得勘定
とはまったく関係なくはたらきます。
「潜在意識は善悪も損得も関係なくはたらく」
とも言いますよね。
善悪や好み、損得勘定って
表面的な日常生活ではすごく重要だと思われてますけど、
私たちの心の芯の部分にとっては、けっこう
どーーーーーでもいいこと
なんですよね。
私は昨年、
到着したばかりの外国で突然見知らぬ集団にかこまれて
パスポート、現金、カード類といった貴重品を一瞬でぜんぶ奪われる
という体験をしました。
(貴重品は分散して持ちましょう。経験者は語るw)
外国でパスポートをなくす
というのは実に過酷な状況で、しかも
どこかに置き忘れるとか落とすとかではなく
奪われる(危害は加えられてません)
という体験だったため、
夜もろくに眠れず過呼吸のような症状になるなど
まあ要するに
めっっっっっっっっっっちゃくちゃ大変だったわけです。
おかげ様で無事に帰国の手続きは進めることができて、
もともと予約していた飛行機で日本に帰ることはできたんですけどね。
最近似たようなことが起きた知り合いがいて、
経験者(?)としていくつかお手伝いしたんですけど
それがきっかけで改めて思ったんです。
「私にとって、最適な形で出来事が起きたんだなあ」
って。
知らない世界にどんどん飛び出していく高揚感
私はたぶん、これを求めて旅をするんだと思うんですが、
この「パスポート(&現金&カード全部まとめて)強奪された事件」は
私に、
自分の常識がどこでも通用するわけじゃないよ!
ということを、強く知らせてくれた出来事だったと思っています。
知らない世界に飛び出したい
でも、
知らない世界は怖い
じゃあ、
怖いと言って飛び出さない
のか、
知識や準備、他の人の協力
をきちんと使って世界を広げるのか。
私はたぶん、後者として生きたいんだと思います。
そして、
自分にとっての非日常を日常として生きている人に触れることで
私自身が「今、生きている」ことを
生々しく実感したいのだと思うのです。
としたときに、
何に焦点を当てるか
が唯一にして最大のポイントになります。
・出来事のどこを見るか
・人の言葉をどう捉えるか
・自分の状態をどのように認識するか
これらはすべて、
そのものをどんな言葉で言い表すか
で決まります。
いいことが起きてほしければいい言葉を使う
優しく扱われたければ優しい言葉を使う
ものすごく凝縮してまとめてしまうと、そんなフレーズに落ち着くのですが
要は、
そのとき見たいように世界を見ている
ってことなんですよね。
悲しい人生を送りたい人は、悲しい言葉
思いを人と受け取りあって生きたい人は、そういう言葉
すべて自在に選び取ることができるし、実際これまでもそうしてきたわけです。
言葉を大切にしましょう
いろんな人が、そう言います。
まったくそのとおりです。
このフレーズを、
ときどきは少しかみくだいて、自分サイズに置き換えてみると
善悪や損得や好き嫌いとは少しちがった視点で
言葉と自分自身を見ることができるものです。
そして、海外に行くときには・・・
貴重品は必ず分けて持つようにしましょう!(爆!でもマジで重要!)
コメント