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まず休む。それからでも遅くない、ていうか、遅いと何なの?

4月。

 

やはり新しい日々が始まるような気分が、どこからともなくやってきて

何か始めよう!

何か変えよう!

そんな気もちになる季節です。

 


環境が変わったり、節目を迎えたり、

新しい人や出来事との出会いに

少し体力を使う時期でもあります。

「がんばって!」が持つ、もう一つの顔

「がんばってね!」

という日本語は他の言語に訳しにくくて、

「全力を出せ!」

とも取れるし

「成功を祈っているよ!」

とも響きます。

 

ただ、時として

「怠けるな、手を抜くな」

と伝わる時もあり、

場合によっては

「がんばってね!」

という言葉を受けることで、がんばれなくなってしまう

という不思議な現象も起きるものです。

もしも今、あなたが

「がんばってね!」と言われるとがんばれなくなりそうだ

と感じているなら、

今はゆっくり自分を休める時。

 

休むことは、怠けることとは少し違います。

というか、怠けたって構わないじゃないですか

 

怠けるのは、悪い。

がんばるのは、良い。

 

遅いことは、悪い。

早いことは、良い。

 

こうした、

「良い」「悪い」

「勝る」「劣る」

といったモノサシだけを持ちながら、かつ(限られた)世の中でも上手くやってみせよう

ということばかりに目が向くと、

これはなかなかアクロバティックで

トリッキーで

もしかしたらファンタジーな状態を作ろうとしているのではないか。

そんなふうにも感じます。

 

自分に投げかける言葉の、バリエーション

私自身がほんとうに不器用で頑固でわがままな性質なので、

これまでこういった自問自答を日々繰り返してきました。

 

そして、今。

「がんばれ」ばかりを自分に投げかけるのではなく、

いくつかのバリエーションを持っておくと便利だ。

と思うようになりました。

 

例えば、「楽しみにしてるよ」。

例えば、「なんとかなるよ」。

例えば、「何もできなくてもいいよ」。

 

それは気休めという、これまたダメな感じがするパターンかなあ・・・

とも思いましたが、

気休め。

悪くないんじゃないですか、気が休まるなら。

気休め上等です(笑)。

 

むしろ時々、あるいは頻繁に

自分自身のことを気にかけて

必要そうなら、ゆっくりと気を休められる環境を与えてあげる。

 

久しぶりの眩しい日差しや心地よい風に、つい

「がんばろう!」なんて思ってしまいそうなこの時期に、

心が欲しているならば、休む。

ゆっくり休む。

心が喜ぶ時間をたっぷり取る。

 

そんな工夫も、していきたいと思います。

 

 

今日も言葉に守られ、励まされ、

応援しあえる一日となりますように!

【松本エリハプロフィール】

 

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