【幸せをつくる無敵の言葉学】
現役国語教師&ラジオパーソナリティ
松本エリハです。
どうして言っちゃうんだろう?
「あー」「うー」
話している内容は専門的で詳しいのに、
なぜか話が分かりにくい人の特徴として
話の合間に
「あー」とか「うー」とか言っちゃう
というものがあります。
これ、
大きく分けて2パターンあって、
①「えー」「あのー」のように決まった音が
話の切れ目にしょっちゅう入る
②区切った箇所の最後の音が伸びる
[例:ただ今(あー)、ご紹介いただきました(あー)、わたくし(いー)・・・]
どちらも、間にはさまる音に特に意味はなく、
すべてなくしても内容は変わりません。
変わらないだけでなく、これらの「あー」「うー」がなくなるだけで
話は劇的に聞きやすくなります。
まずはここから。試してみて!
これを読んで
「あー、これ自分のことだわ」
と思い当たったあなた・・
素晴らしいです!
自分の話しグセを知っている
というのは、なかなかできることではないんですよね。
だから、
「あーこれ自分のことだわー」
と思い当たっている時点で、
その「あー」「うー」は
治ったも同然です!
「自分はどうだろう?わからないな・・」
という人は、
ぜひ自分自身の話している声を録音して、
聞いてみてください。
(できれば数分間以上のまとまったものがおすすめ)
そして、
「あー」「うー」をなくす(または減らす)ためにすることは、これ!
次に話す単語を、
おっかけ再生のように頭の中に用意しておく
A:話す言葉が頭の中に浮かぶスピード
B:それを実際に声に出すアクション
AとBには、適した感覚/距離感があります。
理想は、
A(話す内容)が、ほんの一瞬だけ
B(話すアクション)より早く進む
脳内にテロップが流れて、
それを読んでいくイメージです。
あるいは
話す内容が先行して脳内に聞こえて、
半拍おくれて実際の声が追いかけるイメージ。
このあたりは、実際に声や身体を使って試してみると
感覚がつかめます。
「あー」「うー」は
決して口下手というわけではなく、
話す内容と実際のトークとの関係で起きるものです。
苦手意識を少しずつなくして、
いろいろな「話す」場面を
楽しんじゃいましょう~^^
☆2019年12月までの限定開催☆
【「話して伝える言葉の講座」@京都・四富スクウェア】
【幸せをつくる無敵の言葉学】
松本エリハ
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