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「自分の言葉」ってなんだろう?


【幸せをつくる無敵の言葉学】
現役国語教師&ラジオパーソナリティ
松本エリハです。

 

自分の言葉を持つ、自分の言葉で伝える

 

世の中には

「なんかすごい人が言ってたこと」

が一番値打ちがあるって信じてる人がいます。

 

なんかすごい人、えらい人とか、有名な人とか。

 

あるいはそう信じてる時期って

誰にでもやってきます。

 

でも、だいたい

そういう時の人とのやりとりって

 

うすっぺらいんですよね。

 

言葉が空回りする、というか

声の輪郭しかなくて中が詰まってない、というか。

 

私自身もそういう時期があった自覚があるので

その状態を悪く言ったり揶揄したりするつもりはないです。

 

ただ、

うすっぺらさ

とか

スカスカ感

というのは、

 

常に相手に伝わります。

 

勉強やインプットは大事です。

とても大事。

というか欠かせない。

 

手持ちの経験と、頼りにならない感覚だけで

何をどう渡り合っていこうというのでしょう。

 

だから、

常に学ぶ、常に吸収する。

 

これは、ある種の健康法のようなものです。

 

でもね。

 

聞いたことをそのまま言う

 

要するに、うけうりですよね。

 

(誰かから)聞く

(それをそのまま)話す

 

このプロセスの中の、

 

どこにあなたがいるの?

 

聞いたこと、見たもの

教えてもらったこと、仕入れた情報

 

これらをいったん

 

自分の中に取り込んで、

自分の言葉として発する。

 

じゃないとあなたが話してることに

ならないじゃない?

 

だったら、別に

居なくてもいい人になっちゃうじゃない?

 

それは・・・

 

もったいなすぎます。

 

 

すごいな

確かにそうだな

そのとおりだな

 

と、心が動いたんです。

 

 

では、なぜ自分の心は動いたのか。

 

自分は、その話のどういう部分に何を感じたのか。

 

 

それを追いかけて、掘り下げて

言語化する。

 

そのとき初めて

 

自分の言葉

 

が生まれるんだと思うんです。

 

 

別に難しいこと言わなくていい。

 

気の利いた表現でなくていい。

 

普通の言葉、シンプルな言葉の中に

あなただから感じ取ることのできたエッセンス

必ず配合されています。

 

 

そしてその言葉を受け取る人は、

そのエッセンスに心が動いて

発せられた言葉を受け取り、喜ぶんです。

 

 

借り物の言葉やそのサンプル、テンプレートのようなものは

今の時代、いくらでもそこらへんに転がっています。

 

あなたが伝える言葉は、あなた自身。そのものです。

 

そんな、大切なものを伝えるときに

そこらへんに転がってるようなものが

ふさわしいとは、思えないのです。

 

 

【幸せをつくる無敵の言葉学】松本エリハ


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